才野 洋 主宰プロフィール


 

 

 

 

 

 

                 嵯峨野 主宰の句 「陽炎抄」はこちらへ

句集 「八月」 自選十句

 

八月や海を見るため丘に立つ

屋上へ秋の扉の開きをり

東京を聖橋より見る暮春

石臼や晩秋の音たてながら

割れさうな十一月の夕焼かな

吾が胸を年新しき鼓動かな

紫宸殿南庭に差す立夏の日

大川を抱き浪速の夏深し

八月や路面電車の走る街

目を開けて瞑りて花を待つてをり

近況

 

長引く新型コロナウイルスの影響で令和2年春から令和4年2月頃まで句会が軒並み中止に。

令和3年嵯峨野創刊50周年記念イベントなどが延期になる中、ようやく令和4年4月京都にて、

盛会裡に開催することができ、ほっとしているところです。

 

略 歴

 

昭和36年 大阪に生まれる。

昭和60年 京都大学法学部卒業

  地元酒造会社に勤め、以降京都市に在住。

平成 3年 嵯峨野へ入会 

   村沢夏風に俳句を学ぶ

平成26年 嵯峨野俳句会 副主宰就任

平成28年 嵯峨野俳句会 主宰就任を機に退職。

 

現在に至る。

 

 句集は、第一句集「冬の石」、第二句集「八月」 (第15回 文學の森・準大賞受賞)

・俳人協会評議員

・京都俳句作家協会副会長

 

才野洋 俳人インタビューへ   ← ご視聴希望の方は、ココをクリックすると動画(約22分)へ移動します。

阪田昭風名誉主宰プロフィール


 

 

 

 

 

 

                 嵯峨野 名誉主宰の句「朝風抄」はこちらへ

         名誉主宰 十句  100選より ← 萬翠荘・俳句の殿堂主宰の100選をご覧になる方はクリックしてください。

 

鴨三羽ほどよき距離に朝の湖

母の手に触れて帰りし四温かな

きらめける空淋しめり冬椿

みな触れて仏足石の氷面鏡

大の字に新雪とどめ如意ヶ岳

老松に年立つひびきありにけり

たぐひなき日和となりし大旦

獅子頭脱げばをみなの匂ひけり

東山指呼にふるさと松の内 

客席に紙の雪降る初芝居

略 歴

 

昭和10年 京都に生まれる。

     京都府立大学卒

昭和57年 新潟東ロータリー俳句会入会

      会社の転勤先の新潟で「新潟東ロータリークラブ」の俳句会に入会、俳句を始める。

昭和58年   村山古郷が夫人の親戚であることを知り、同氏が主宰をしていた俳句結社「嵯峨野」に入会。

     以後、村沢夏風を生涯の師とし、俳句の方向を定める。

平成3年 村沢夏風第二句集「彩雲」の全句鑑賞を嵯峨野に執筆    

平成12年 嵯峨野同人会長

平成16年 嵯峨野主宰

平成28年 名誉主宰

 

現在に至る。

 

平成3年俳人協会会員。 句集「四温」